説明
津軽塗とは
青森県津軽地方
「津軽塗」の正確な定義というものは存在しないが、一般的には津軽地方で生産される伝統漆器の総称とされる。
津軽塗という言葉が生まれたのは明治六年(1873年)、ウィーン万国博覧会に漆器を展示することとなった際、その産地を明らかにするため名付けられたことからと言われている。むろん、津軽地方における漆器産業としての伝統はさらに古く、江戸時代中期にさかのぼることができる。
また、津軽塗は青森県唯一の、経済産業大臣指定伝統工芸品でもある。この制度の認可を得るためには、次の6点の要件を満たす必要がある。
工芸品であること。
主として日常生活の用に供されているもの。
製造過程の主要部分が手工業的であるもの。
伝統的技術又は技法によって製造されるもの。
伝統的に使用されてきた原材料を使用していること。
一定の地域で産地形成されていること。
1~5までの要件は、県内の他の工芸品も十分に満たしています。










